秋月のまにまに

意識低めですが何か? 四国薬剤師の日々雑感と備忘録

結願の風に吹かれて:大窪寺、冬の再訪

かつてこの地へ向かう道は、山肌を縫うように走る細く険しい「うねうね」とした山道だった。ハンドルを握る手には力が入り、対向車が来れば身を固くして譲り合う。そんな不自由さが、聖地へ近づくための儀式のように思えた時代があった。 しかし、今は違う。…

煙の匂いと、足元の2013年

​コートの繊維の奥まで、脂と炭の匂いが染み付いている。 高校時代の友人たちと囲んだ網の上では、会話の数よりも多くの肉が焼かれていった。久々に顔を合わせたはずなのに、空白期間など存在しなかったかのように、話題は当時の教室の片隅へと回帰する。変…

大西城の歴史と戦略的価値に関する考察

序論 学校薬剤師業務の帰路、大西城に立ち寄ったため、その記録を記す。徳島県三好市に位置する大西城(おおにしじょう)、別名池田城(いけだじょう)は、単なる過去の遺構に留まらない、極めて重要な歴史的価値を持つ城跡である。その約400年にわたる歴史…

マチ★アソビvol.28参加記録:超知性と創作の未来

2025年5月10日・11日に開催された「マチ★アソビvol.28」に参加してきた記録である。 本来は初日の10日に気になるイベントが多かったのだが、残念ながら仕事の都合で参加できなかった。そのため、11日のみの参加となった。主な目的は、GIGAZINE創業者兼編集長…

吉野川・岩津橋 探訪備忘録

徳島県北部を雄大に流れる「四国三郎」こと吉野川。その流域、特に阿波市と吉野川市にまたがる岩津地区と、そこに架かる「岩津橋」について調査した内容を、備忘録としてここに記す。吉野川は四国の恵みであると同時に、「日本三大暴れ川」の一つでもある。…

岡山研修旅③_吉備津彦神社:桃太郎伝説の起源と古代吉備の謎

以前から気になっていた「桃太郎伝説」ゆかりの地、特に吉備津彦神社を訪ねてみた。岡山が桃太郎伝説発祥の地として日本遺産になっているとは聞いていたけれど、実際に訪れてみると、想像以上に奥深い歴史に触れることができた。 桃太郎伝説のルーツを探る -…

岡山研修旅②_規模と雰囲気:最上稲荷の神秘

先日、ずっと気になっていた最上稲荷を訪れる機会があった。稲荷神社といえば、商売繁盛や五穀豊穣の神様として知られ、赤い鳥居が連なる風景を思い浮かべるだろう。最上稲荷も、もちろんそういったイメージで訪れたのだが、そこで一つ、嬉しい(?)裏切り…